アメリカ地域の世界遺産
アメリカ・カナダ・メキシコ・ブラジルなどの
北米・中米・南米地域にある、いくつかの世界遺産を紹介したいと思います。
◆自由の女神像(アメリカ)
アメリカの東海岸、ニューヨークといえば自由の女神が思い浮かびます。
リバティ島に建つ自由の女神像は、右手にはたいまつを、左手には独立宣言書を
持っています。
1886年10月28日アメリカ独立戦争の際の協力関係を記念し、フランスからアメリカに贈られ、1984年に世界遺産(文化遺産)に登録されました。
アメリカには、広大は土地を背景に多くの自然遺産も登録されています。
◆ナスカの地上絵(ペルー)
ペルーのナスカ川とインヘニヨ川に囲まれた、高原の地表面に描かれた地上絵。
紀元前2世紀から6世紀ごろ、ナスカ地方で栄えた文化によって
描かれたといわれています。
広大な砂漠に、動植物の絵が約30個、絵の大きさは全長100m以上にもおよび、
何のために? どのように?(飛行機のない時代に)、
今でも謎に包まれたままです。1994年、世界文化遺産に登録されました。
◆マチュピチュ遺跡(ペルー)
1911年、アメリカの考古学者ハイラム・ビンガムに発見され、
山裾からはその存在を確認できないことから、謎の“空中都市と呼ばれています。
完璧に製材された20トンクラスの巨石は堅牢に組み上げられ
これらの巨石をどうやって標高2720mの地に運び上げたのか?
その技術は未だに不明のままです。
◆カナディアンロッキー(カナダ)
カナダとアメリカにまたがるロッキー山脈の、カナダ領内にある3000m級の山々が連なるのがカナディアンロッキーです。
海の底に推積してできた水成岩が地殻変動で押し上げられ、その氷河が何万年もの月日をかけ膨大な力で岩を削り取って創った、まさに自然の芸術です
バンフ国立公園、ジャスパー国立公園、など、美しい大自然の宝庫が
厳然と存在しています。
1984年に世界遺産の自然遺産として登録されました。
◆イグアスの滝(アルゼンチン)(ブラジル)
南米アルゼンチンとブラジルの国境をなすイグアス川最下流部にかかる、
世界最大の滝です。
アメリカ・カナダのナイアガラの滝、アフリカのヴィクトリアの滝とともに、
世界三大瀑布の一つです。
イグアス「IGUAZ」とは原住民のグアラニー族の言葉で
「IGU」水・「AZU」すばらしいという意味です。
イグアスの滝は1984年にアルゼンチン側がユネスコ世界遺産に登録され、
1986年にはブラジル側もユネスコ世界遺産に登録されました。
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10.02